山王病院神経外科・Dr.高橋浩一

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高橋浩一のブログ

対⼈⼼理学の視点を どう活かすか

第24回先日、第12回 線維性筋痛症東京フォーラムに参加させて頂きました。

日本⼤学⽂理学部坂本真⼠教授より 

「線維筋痛症の理解と治療に 対⼈⼼理学の視点を どう活かすか」

 という非常に興味深い講演を頂きました。 

線維性筋痛症は、慢性の疼痛を特徴とする疾患です。 

慢性疼痛に対して、通常の疼痛治療に加えて、⾃⼰呈⽰Self presentationを追加したプログラム を実施した研究を紹介頂きました。 

その結果、positiveな⾃⼰呈⽰を公的に⾏った者は、同様の⾃⼰呈⽰を私的に⾏った者や、negativeな⾃⼰呈⽰した者に⽐べて、良好な介⼊結果を⽰したそうです。 

慢性の疼痛に悩みながらも、 

「OOという目標を持って、地道に頑張ってきた結果、以前に比べて、できることが増えてきた。ただ、まだ目標には届いていないので、課題を少しずつ克服して、目標達成できるよう頑張っていきたい!」 

というようなpositiveな自己提示を公に示した症例は、 

「私は慢性の疼痛で、非常に辛い。加えて、OOのような症状もあります。」

「目標を持って頑張ってはいますが、この症状では何もできません。」

と、弱い点を主張するnegativeな自己提示を公に示した症例より、良好な介入結果を示したそうです。 

脳脊髄液減少症に悩む方々、negativeな自己提示をされる気持ちもわかります。

個人的な意見ですが、negativeな自己提示をすることで少しでも気持ちが落ち着くのであれば、して良いと思います。むしろ大切になることもあるでしょう。 

ただ、negativeな状態の中に、同時にpositiveな自己提示を少しだけでも考えられると、回復の力になるのではないかと思います。  

実際に、脳脊髄液減少症患者の中でも、明確な目標があって、それに対して一進一退あっても、進んでいく症例に回復される方が多い印象です。

 また、同じ脳脊髄液減少症患者同士で

 「私はこんなことして、良くなっていたんだよ!」  

脳脊髄液減少症患者としての後輩に対して、 「昔はあなたみたいにしんどかったけれど、あんなこと、こんなことして良くなってきているから。」

 のような話をしているうちに改善してきた方々もいました。  

これらもpositiveな自己提示のひとつの表れだと思います。 

非常に貴重な講演と感じました。 

................ 

Positiveは大切ですけれど、人間って誰もが弱い存在です。

辛い状況で何が何でもpositiveだと、かえって体を壊します。

しんどい時は泣いても、弱音を吐いても良いと思います。 

一人でできることには限界があるので、周囲の協力も大切でしょう。  

ただ、negative一辺倒になるのでなく、少しでもpositiveを意識できると、回復に近づけると思います。  

http://www.takahashik.com/blog/2018/10/post-1281.html


高橋浩一 (2019年1月28日 09:11) コメント(2)

コメント(2)

お忙しい中すみません。18歳女です。小学4年生(2010年)から頭痛が始まり、年月が経つにつれて最初は数ヶ月に1回だったものが頻度が増してきました。

2016年高校入学後8月~12月、毎日のように頭痛で頭痛薬が効かない為登校できず退学しました(脳のMRI異常なし)。
12月まで、精神科でセルシンを処方されてやり過ごしました。

2017年他校を再受験し、入学後7月~1月まで頭痛が続き、再度登校できなくなりました(7月に母に平手で目を叩かれた事で頭痛が始まりました・目のMRI検査異常なし)。また、頭痛薬は効かず、翌年2月まで精神科に通いました。

今年度留年し2018年11月まで登校できていたのですが、今度は
頭痛の他
腹痛
めまい
立ちくらみ
吐き気
頭重感
胸の圧迫感
ドライアイ
倦怠感
息苦しい

等の症状が出て現在まで登校できずにいます。立ちくらみは小学生の頃からお風呂上がりに必ずありましたが、今では立ち上がるだけで目の前が真っ暗になります。同時期に慢性上咽頭炎と鉄欠乏症があったり、血圧が低い事から起立性調節障害の疑いがあったりしましたが服薬等で治療しました。2018年12月に血液検査、尿検査、CT検査(腹部・臀部)をするも異常なしでした。今年も精神科に通っています。今回はセルシンではなく、漢方を処方されました。飲んでも何も変わらない気がします。

そこで調べて気になったのが脳脊髄液減少症でした。
小1の時のブランコからの飛び跳ねでの尻もちと、その時、ブランコが頭に激突した事、自転車での車との接触や、スケートなどで尻もちをついた事に心当たりがあるのでもしや…と思いました。とりあえず来週、大学病院の脳神経外科で診てもらう事にします。ひとつ気になる点として、頭を下げたときにザーーッと音が聴こえるのは髄液と何か関係があるのでしょうか?

私は将来の夢があるのに、思うように生活ができず2年も留年して「皆は高校卒業の時期なのになんで私は高校1年生すら終えられないのか?」と何度も何度も悔やんでいます。だからこそいつかどこかで原因をしっかり突き止めて普通の生活を送りたいと必死に思っています。いつまでもダラダラ考え込むよりポジティブに考える事ってとても大切ですよね。

さあや様

コメントありがとうございます。

過去は変えられないけれど、未来は変えられます。

色々大変と思いますが、ご快復を心よりお祈り申し上げます。

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