山王病院神経外科・Dr.高橋浩一

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高橋浩一のブログ

外リンパ瘻

先日、第38回平衡班研究会が開催されました。

http://www.takahashik.com/blog/2016/03/post-960.html

外リンパ瘻は、耳の中の内耳の部分の異常ですが、症状は脳脊髄液減少症と似ています。

http://www.jikeikai-group.or.jp/shinsuma/visitor/specialty/otolaryngology/perilymph/


また、脳脊髄液減少症同様、外リンパ瘻も、なかなか診断が難しい現状で、どこの耳鼻科でも診断してくれるわけではありません。むしろ、診断できる病院は、かなりと限られているようです。

國弘先生、牧野先生は、外リンパ瘻の啓発に多大なご尽力をされました。また既存の診断概念にとらわれることなく、いかに、めまい症状を良くしていくのかを考え続けられ、大変なご苦労を感じました。


中には脳脊髄液減少症と外リンパ瘻を合併している例も存在します。


脳脊髄液減少症と外リンパ瘻を合併している場合、治療はどちらを優先すべきか?

外リンパ瘻が続くと、脳脊髄液減少症になるのか?


などなど診断、治療法、病態の考察など、たくさんの活発な意見が聞かれ、非常に有意義な研究会でした。


ちなみに「脳脊髄液減少症と外リンパ瘻を合併している場合、治療はどちらを優先すべきか?」

に関しては、私はブラッドパッチを先行すべきかと考えています。

理由は、ブラッドパッチの方が、髄液圧の変動が強く、仮に外リンパ瘻の治療を先行させた場合に、そちらへの影響が懸念される。

全身麻酔治療より、局所麻酔での治療法が負担が軽い。

を挙げています。

いずれにしても今後、解決すべき課題と捉えております。


今回、耳鼻科、眼科の先生に加えて内科の先生方にもご参加頂けたのは、とてもありがたいことです。

なんらかの形で、この平衡班研究会が継続されることを望みます。


.......................................

第38回平衡班研究会

講演Ⅰ 

 「 脳脊髄液減少症でみられるめまい症状に対する治療 」

 慶應義塾大学医学部 耳鼻咽喉科学教室 國弘 幸伸先生 

 講演Ⅱ 

 「 新須磨病院における外リンパ瘻診療の実際 」 

 新須磨病院 耳鼻咽喉科 牧野 邦彦先生 

 講演Ⅲ  「 小児期・学童期発症の脳脊髄液減少症 -病態と臨床像- 」 

 山王病院 脳神経外科 高橋 浩一先生 


高橋浩一 (2018年4月29日 12:28) コメント(2)

コメント(2)

高橋浩一 先生
素人目からすると、耳鼻科や眼科は、脳ととても近いと感じます。それぞれの専門領域にこだわる?ことなく、共同研究が益々進むことをきたいします。
iPS細胞のように、全体を研究することが、結局は、個別の診療科を進歩させるのですから。

あきちゃんで~す様

コメントありがとうございます。

診療科を超えた連携は重要と考えています。その意味でも、この研究会の意義は大きいと感じております。

コメント

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