山王病院神経外科・Dr.高橋浩一

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特発性正常圧水頭症について
  

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[スポーツ選手のための] ケガに打ち克つメンタルトレーニング
ケガに打ち克つメンタルトレーニング
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高橋浩一のブログ

声に出してみる

60代の男性。

脳脊髄液減少症に伴う高次機能障害を患いました。

発症前は、かなり知的な仕事をされていましたが、高次機能障害、特に記憶力が落ちたため、それまでの仕事を続けることができませんでした。

知能検査をすると、IQは100、つまり同世代の方々の平均という結果のため、病的であるという判断はできません。

おそらく発病前は、もっと高いIQを有していたことでしょう。

 

仕事もできなくなって、落ち込む日々が続きました。

しかし、ある日から、やろうとしている事や、考えた事を声に出してみると、それまでよりも、物事が頭に留まるようになりました。

本人にとっては、まだまだ発病前の状態ではありませんが、声に出してみる事で、記憶力、それから思考力が確実に上がっているようです。

 

前向きな事を意識的に言葉に出す「セルフトーク」というメンタルトレーニングのスキルを併用していくと、より効果的になるかと思います。

http://www.takahashik.com/blog/2010/07/post-255.html

http://www.takahashik.com/blog/2013/08/post-639.html

 

 

高橋浩一 (2017年9月 5日 18:27) コメント(6)

コメント(6)

高橋先生
いつもお世話になっております。
私も知的労働者なので、記憶力の低下の弊害は致命的でした。それでなるべく持ち歩きしやすいノートパソコンを選び、毎日起こったことを細かく日記につけています。日記にはスマホで撮った写真もなるべく貼り付けて、文字だけでなく画像でも記憶を残すようにしています。
この習慣がついたおかげで、誰かと記憶の違いが問題になったときに、客観的なデータで示せるようになりました。今ではノートパソコンは私の頭脳の一部です。
データがクラッシュしては大変なので、毎日バックアップを取って、デスクトップ、ノートパソコン、外付けHDと3種類、全く同じ内容が存在するようにしています。
今後はスマホも脳の一部になるよう使いこなせるようになるのが課題です。

高橋浩一 先生
何か目標があったら、文字に表して書くこと。
といわれますが、それと似ているなとおもいました。
ところで、脳脊髄液減少症の発症と年齢には、なにか相関関係のようなものはあるのですか? 例えば、◯歳以上では、発症例はない、とか。

「音で確認しました」

事故の激しい衝撃で、発声困難·呼吸困難に苦しんだ私は……
このままでは寝たきり確実なので、それまでにどうしても習いたかった管楽器を勇気を持って習い始めました。

立つ·楽器を持つ·呼吸する·楽譜を読む·音を聞く等……体調は最悪でしたが、全てがブラッドパッチ後のリハビリに役にたちました。

本来の私なら、もっと上手く吹ける……その為にはどういう治療をすれば良いのかを選択するのに、とても役にたち、元気づけられました。

脳脊髄液減少症は、漏れがとまってから、事故の衝撃で大きく変形した骨格を治すことも重要なケースがあると思います。

死んだ方が楽だった事故でしたが、
治療の過程での学びも大きいものでした。ようやく本来の私に会えたという回復の喜びもひとしおです。
リハビリの年月が長くて脚が萎えてしまったのも、笑えます‼

山室真澄様

コメントありがとうございます。

山室様にブラッドパッチをさせて頂いた翌日、

「頭が働いて、英語の論文を3つ読みました!」

と言って下さった事を忘れません。

高次機能障害が脳脊髄液減少症の一部分症と強く感じた瞬間でした。

あきちゃんで~す様

コメントありがとうございます。

文字にあらわすと同時に、声にだすのも効果的と思います。プラス思考を意識した独り語は、セルフトークと言います。

それから質問の件ですが、好発年齢は30代、40代位です。

はな様

コメントありがとうございます。

音を自分で出す情報、聞く情報、ともに効果的に用いれば回復につながるでしょう。

益々の御回復をお祈り申し上げます。

コメント

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