山王病院神経外科・Dr.高橋浩一

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高橋浩一のブログ

脚気論争

日本最初の医学論争と言われているのが、脚気論争です。

http://ir.jikei.ac.jp/bitstream/10328/3428/3/TK_igaku_372.pdf#search='

高木兼寛先生の栄養障害説により、脚気撲滅に成功した海軍に対し、あくまで細菌説を主張、というより、むしろ、高木先生の説を黙殺、否定した東大陸軍グループ。

http://www.takahashik.com/blog/2009/06/post-102.html

その後、いくつかの医学論争が起こってきました。

脳脊髄液減少症に関して、依然として否定的な意見が強いですが、肯定的な意見も増えています。脚気論争と異なるのは、脳脊髄液減少症の方々、支援会の方々などの協力が非常に大きい事でしょう。改めて御礼申し上げます。

最近では、紹介を頂く病院、対症療法などを行って頂ける病院も増えてきています。脳脊髄液減少症の治療は行わなくとも、理解を示して頂いている医療機関の方々にも感謝申し上げます。

これからも、このような医療機関を増やしていく事は大切です。今後とも皆様の御協力を賜りたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

 

高橋浩一 (2010年7月 4日 13:14) コメント(4)

コメント(4)

高橋 浩一先生

いつもお世話になっております。
先生のおこころ、とても頼もしく思っています。

このところ、症状が重く苦しんでいます。
治療を受けている恵まれた患者でも、なかなか苦しい…。

元気に暮らしていたのに、事故に遭ってから、毎日横になって生きていくような病気、それが「脳脊髄液減少症」です。
否定派の教授の一言で、治療をあきらめてしまった患者さんも存在するのではないでしょうか。

医学的な論争は、治療症例数の多い先生の間でされるものと思っていました。

否定派の先生方は、「座位または、立位により発生、あるいは、増悪する頭痛」を主訴とする患者を厚生労働省の症例に登録されているのでしょうか。

科学者として、公正に研究して頂きたいと思います。

検査もしてくれないで、かたくなに「脳脊髄液減少症」の存在を否定する「メリット」があるのでしょうか。


患者として、待ち望んでいた専門書「脳脊髄液減少症の診断と治療」が発刊されました。「脳脊髄液減少症」は、教科書的専門書が出されるくらい、病態が明らかになったのだと感銘しました。専門書が出版されて多くの医師に情報が伝わると、もう、この病気の存在を、「信念」という言葉だけで否定することはできないでしょう。治療スペシャリストの論文は、重い、です。科学者としての先生方の記録でもあります。本当に感謝しています。

いままでは、脳脊髄液減少症という病気を知らないで、治療されなかった患者さんが多数存在しました。過去のように、「治療法がない」と言われ、治療も受けられず、騙されたような結果にならないことを祈っています。

患者も、「何が正しいか」、きちんと理解して、厚生労働省の審判を待つ必要性があると思います。

高橋先生、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

先生が、厚生労働省の研究班に入られればどんなに良いかと、日々悶々としています。

高橋浩一 先生

「白い航跡」は本当に興味深く読ませていただきました。その上で松田氏の論文を拝見すると、吉村昭氏がいかに精緻に取材したかが伺われます。
松田氏は、「批判者は、もっと謙虚に、先入観なしに事実に耳を傾けなければならなかった」と述べていますが、本当にその通りだと思います。そして、それは、こちら側にもいえることなのではないでしょうか。

ワールドカップに敗れた本田選手が、「我々を応援してくれた人はもちろん、批判をした人も、大きな力を与えてくれました。」というようなことをインタビューで話されていました。

多少の皮肉もあったのかもしれませんが、負の要素を自分のエネルギーに変換する姿勢があふれた言葉だと思います。
この姿勢を見習って、私も脳脊髄液減少症の周知活動のお手伝いができれば、と思っています。

M様

コメントありがとうございます。

脚気論争を鑑みると、科学的というより社会的な背景が重要と感じました。

脳脊髄液減少症についても、同様と思います。

そんな中、「脳脊髄液減少症の診断と治療」の発刊は、大きな意味を持つのではと期待しています。

あきちゃんで~す様

コメントありがとうございます。

批判に関して、私も同感です。

医学は日々、進歩していますので、今までの常識が、非常識になる事もあります。

松田先生の言葉、以前よりはるかに重く感じるようになりました。

コメント

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