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高橋浩一のブログ

歴史は奥深い

坂本龍馬といえば、明治維新の功績者として立派な人物で、歴史上の好きな人物を挙げろという問いには、必ず上位に入るほど人気があります。

しかし、坂本龍馬を「利にさとい武器商人」と評している方がいます。

新井喜美夫氏著、「転進 瀬島龍三の遺言」(講談社)によると、

「龍馬は武市瑞山にそそのかされ、土佐勤皇党に加盟し、尊皇攘夷運動に関わったため、土佐にいられなくなり、やむなく脱藩し、武器商人と組んで暗躍した。

その少し前、アメリカで南北戦争が予定より早く終了し、大量の武器が余った。

これを知った長崎のグラバー邸の主、グラバーが日本で薩長に売れ残った武器を買わせ、儲けようとした。

その手先として引き入れたのが坂本龍馬である。」(要約)

司馬遼太郎氏「竜馬がゆく」などにより、日本史上の英雄として語り継がれる事が多い坂本龍馬ですが、こんな捉え方もあるのかと、興味深く拝読させて頂きました。

新井氏のように考えると、船中八策を提示しながら、政治の中心に留まろうとしなかった事も納得できる気がします。

ちなみに瀬島龍三氏とは、近々ドラマ放映される「不毛地帯」の主人公のモデルとされている方です。

高橋浩一 (2009年9月26日 18:12) コメント(2)

コメント(2)

高橋浩一 先生

龍馬の人物像がこれだけ「定説」のようになっているのは、
乃木大将の場合と同じく、やはり司馬遼太郎の「小説」によるところが大きいと思います。

そこには、司馬の龍馬に対する「痘痕も笑窪」的思い入れは当然入っているわけで、乃木大将の過小評価と同様、龍馬を過大評価している面は否めないでしょう。

昭憲皇太后の枕元に立って「日本海海戦は必ず勝利する」と語ったという逸話は有名ですが、当の皇太后は、龍馬のことを知らなかったそうですから、少なくても、明治中期までは、有名人ではなかったわけです。

相当な周旋屋だったことは認めますが、天寿を全うしたとして、渋沢栄一や岩崎弥太郎のような大実業家になれたかどうか…

そのような龍馬の業績に科学的考察を加えるべく「現代龍馬学会」も立ち上げられました。
http://www.ryoma-kinenkan.jp/academy/

来年の大河ドラマは、「龍馬伝」ですね。http://www3.nhk.or.jp/drama/html_news_ryouma.html

どういう人物像としてえがかれるのか、「NHKオリジナル」のお手並み拝見といきましょう。

あきちゃんで~す様

コメントおよび解説ありがとうございます。

昭憲皇太后の話は有名ですが、真偽の程はいかなるのもかなども含め、「現代龍馬学会」の研究なども興味があります。

しかし、龍馬を語る事により、歴史に疎い方(私を含める)にも幕末、明治維新の理解はしやすくなると思います。

コメント

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